ブリトラの効果と服用

ブリトラ20mg錠、40mg錠、60mg錠

ブリトラ(VILITRA)はインドのセンチュリオン・ラボラトリーズ(Centurion Laboratories)社で製造されているED治療薬です。ブリトラはレビトラのジェネリック品なので有効成分がバルデナフィル(Vardenafil)となります。有効成分がレビトラと同じなので効果効能や作用時間も同様になります。

服用方法

服用から15~30分で効き始め、効果のピークが服用後45分です。効果の持続時間は5~8時間となり、1日1回1錠を性行為の30~1時間前に水かぬるま湯で服用してください。バルデナフィルの用量が20mgと40mgと60mgで、通常のレビトラから考えると多いように感じます。実際、副作用が強く出ると報告もあるため通常レビトラで処方される20mg錠が一般的でしょう。

レビトラとは

世界で2番目に販売されたED治療薬でドイツに本社を持つバイエル社が製造販売を行っています。バイアグラ(Viagra)のシルデナフィル(Sildenafil)、シアリス(Cialis)のタダラフィル(Tadalafil)と比較してレビトラのバルデナフィルは勃起力や持続時間のバランスがよく、人気があります。バルデナフィルは水に溶けやすいので三大ED治療薬の中では吸収が速く、食事の影響も少ないという観点から使い勝手がいいと言われています。


他のED治療薬と同様にPDE-5(5型ホスホジエステラーゼ)阻害薬に分類され、性的な刺激を受けた際に陰茎の勃起を抑える作用をもつPDE-5 の働きを阻害することで血管を拡張させて勃起を維持することが可能となります。シルデナフィルやタダラフィルは肺高血圧症、前立腺肥大症に適応がありますが、バルデナフィルはED治療に特化しています。


※ED治療薬全般に言えることですが、食事の影響が少ないと言えども油分の多い焼き肉や天ぷらなどは胃に粘膜を張ってしまいED治療薬の吸収が落ちるので、やはり空腹時に服用することが効果を一番期待できる服用タイミングと言えます。また、ED治療薬に興奮剤や催淫剤などの性的欲求を増進させる(ムラムラしてくる)ことに期待を持つ方がいますが、そういった効果はなくED治療薬は性的興奮がなければ陰茎は勃起しません。逆に服用して勝手に勃起するということにはなりませんのでご注意下さい。

海外のレビトラジェネリック

レビトラジェネリックで最も有名なのはアメリカのバイエル社が販売している「スタキシン」です。用量が10mgのOD錠で水なしで服用できるものとなります。また、これらのレビトラジェネリックはバイエル社に対してライセンス料を支払うことで製造販売することを認められています。

※このほかにも海外ではレビトラジェネリック品が多数あり「サビトラ」「ジェビトラ」「バリフ(ゼリー/ジェリー)」などもあります。日本国内でのレビトラの特許が2020年の5月に満了を迎えるのと同時に国産のレビトラジェネリックが認可され、販売される可能性があります。国産ジェネリックが処方されるようになるとED治療薬の購入費用が抑えられるためED治療がより身近になります。

副作用

副作用の症例は少なく安全性が高いことがデータからもわかりますが、主だって報告があるものは、ほてりや頭痛、鼻づまりなどが挙げられます。

併用禁忌薬、併用注意薬

硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)、リオシグアト、アデムパス、リトナビル、ノービア、インジナビル、クリキシバン、アタザナビル、レイアタッツ、サキナビルメシル酸塩、インビラーゼ、ホスアンプレナビル、レクシヴァ、ロピナビル・リトナビル、カレトラ、ダルナビル、プリジスタ、テラプレビル、テラビック、ケトコナゾール、イトラコナゾール、イトリゾール、コビシスタットを含有する製剤、スタリビルド、クラスIA抗不整脈薬(キニジン、プロカインアミド等)、クラスIII抗不整脈薬(アミオダロン、ソタロール等)服用されている方は併用できません。
さらに、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン等)、ビカルタミド、CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン等)、カルペリチド、α遮断薬(テラゾシン、タムスロシン等)を服用されている方は併用注意です。

インターネット通販や個人輸入代行業者での購入に注意

上記のレビトラジェネリックは国内未承認ですので、購入の際はインターネット通販や個人輸入代行業者、クリニックや医療機関での処方でしか入手できません。しかし、インターネットで流通している薬剤の6割が偽物だったということがわかっています。他のインターネット口コミサイトやレビューサイトなどでもインターネット通信販売が格安だとうたっていますが、流通経路が確立しておらず偽物や成分の異なるものが混入する可能性があり、安全性に疑問が残ります。

海外医薬品について、国内のクリニックや医療機関では医師専用の流通が確立されており、厚労省の各地厚生局からの薬監証明にて海外での医薬品を取り扱えるのです。ED治療は自己判断で行うのではなく、こちらのサイトで紹介しているクリニックや医療機関で専門的な相談も踏まえて受診することをお勧めします。

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