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ビゴラ

ED治療薬には、有名なバイアグラを筆頭に、レビトラ、シアリスといった治療薬が有りますが、今回は、ちまたで噂になっているビゴラ(ビゴレとも呼ばれている。以下ビゴラに表記)について解説します。

 

●ビゴラについて

ビゴラの元になるバイアグラですが、もとは狭心症の治療薬として、アメリカのファイザー社が血管の拡張作用から高血圧症治療薬として研究、開発を行っていたところ、勃起不全に効果があると判明し、のちにED治療薬として研究、開発された世界で初めてのED治療薬です。その後、特許切れにより、バイアグラのジェネリック治療薬が各製薬会社によって製造、販売されました。現在流通しているバイアグラのジェネリック治療薬は例として、シログラ、カルベタ、スハグラ、シラグラ、ベネグラ、ゼネグラ、そしてビゴラもその中の1つで、数多くのバイアグラのジェネリック治療薬が世界で流通しています。ビゴラの価格、用量ですが、現在、価格は数千円で、100gmの錠剤のみ流通、販売されています。

ビゴラを開発したのは、インドのムンバイに本社を置いている、ドイツのレディーズ社の子会社、ジャーマン・レディーズ社で、1949年にムンバイにて設立された製薬会社です。この製薬会社により、ビゴラの開発をすすめ、製造、販売されていきました。現在はインドの超大手製薬会社、ザイダスグループに吸収合併されています。

 

 

●ビゴラの特徴、効果や副作用について

ビゴラの特徴としてバイアグラと比較すると、有効成分はバイアグラと同じシルデナフィルですので、効果は同一であり、海外では安価で購入できることから、世界中の人が利用しています。
ビゴラを服用、効果について、有効成分であるシルデナフィルはPDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬に分類され、服用することで陰茎周辺の血管を拡張させ、陰茎海綿体に血流を流し込むことにより、勃起を促す環状グアノシンーリン酸が分解され、勃起状態を抑制するPDE5の働きを抑える作用があります。このPDE5 の働きを抑えることで、環状グアノシンーリンの分解が行われなくなり、陰茎海綿体の血流増加により、安定した自然な勃起を促すというわけです。
そして副作用ですが、バイアグラと同様に、目の充血や顔のほてり、頭痛などの症状が報告されています。これらの症状は個人差はあるものの、副作用の反応が出ない方もいますので、シルデナフィルの有効成分が働いて効果が発現した合図と捉えていただければよいでしょう。

 

 

●ビゴラの処方について

以上のように、ビゴラは安価なバイアグラのジェネリック治療薬として、世界的に有名ですが、日本では未承認治療薬ですので、入手方法としてはネット通販による購入になります。ご存知の方もいるかと思いますが、ネットで販売されているED治療薬には、4~6割ほどのED治療薬の偽造薬が流通しています。そういった偽造薬により、効果が満足に出なかったり、思わぬ副作用が現れる可能性があります。以上の様に、ED治療薬を正しく処方、購入するには、EDの医療専門機関のクリニック、医師に相談するとよいでしょう。ED治療薬でわからないことがある方、また持病により服用が難しい方、併用禁忌などで気になる方は、ぜひ一度、ご相談ください。