まずはバイアグラの効果について説明!~勃起抑制酵素の働きを食い止める~

バイアグラの効果バイアグラの効果は、動脈血管を拡張し血流を促進することで勃起しやすい環境を作るというものです。しかし、血流が良くなるだけで勃起が持続するようになるのか?と考えると疑問が残ります。実は、それだけで勃起が持続するわけではなく、もうひとつ別の仕組みが存在します。

それが「勃起抑制酵素の働きを食い止める」効果です。

海綿体と勃起を抑える酵素

ペニスには、海綿体という、血液が流れ込むスポンジのような部分があります。勃起すると骨が無いのに硬くなるのは、この海綿体に血液が流れ込み静脈が圧迫されることで、パンパンになるからなのです。

もしこの血液が、そのまま海綿体に留まり続けたらどうなるでしょう?

その場合、血液の入れ替えができなくなり、虚血状態に陥ってしまいます。そのような症状は「持続勃起」と呼ばれ、最悪の場合では細胞が壊死してしまうこともありえる怖い現象です。

人間の体は、こうした症状を自然に防ぐため、勃起を鎮める酵素「ホスホジエステラーゼ」という物質が、勃起すると共に分泌され始めます。この酵素が分泌されることで、静脈から血液が出て行き、自然に勃起が治まるようなメカニズムになっているのです。

勃起不全になるのは、この酵素が過剰分泌されることで、血液が海綿体から抜けやすくなり、引き起こされているとも考えられています。

バイアグラで勃起を抑制する酵素を阻害

バイアグラには、動脈血管を拡張して血液をペニスに流れやすくする他にも、こうした勃起を抑制する酵素の働きを阻害し、海綿体に血流が滞りやすくする効果があるのです。

つまり「血液を取り入れて留める!」バイアグラのこの働きにより、勃起が持続できるようになるのです。

バイアグラの効果が得られないケースは?

バイアグラの効果は、万人に対してではありません。EDになってしまった原因によっては、効果を得られないケースがあります。

例えば、神経障害などの怪我が原因でEDになってしまった場合です。

怪我により下半身の神経そのものに麻痺の障害を抱えている場合は、脳からの情報伝達が遮断されているため、血管が拡張されず勃起が起こりません。そのため、ED治療薬を服用しても、十分な効果を得られない恐れがあります。

食事による影響を受けやすいバイアグラ

バイアグラは空腹時に服用するべしバイアグラは空腹時に服用することで、十分な効果を発揮します。

仮に食事を摂ってから服用した場合、お薬が胃の中の食べ物と混ざってしまい効き目が薄れてしまう恐れがあります。(※ED治療薬は、胃壁や腸壁についた油膜を通り抜けることができません。)そのため、食後に服用した場合、血液に吸収されることなく、分解され、体外へと排出されてしまうのです。

心因性EDを気の持ちようだと放っておくと・・・

性行為時の失敗経験や、緊張・焦りにより立たなくなるのは、よくあるケースだといえるでしょう。このような症状は、心因性ED(機能性ED)と呼ばれています。

男性のペニスは非常にデリケートであり、精神的なものが影響することで、勃起を持続する為に必要な血流を確保することが出来なくなってしまうのです。

こういった症状に見舞われた患者さんに多いのが、いずれ治るだろうと放っておくようなケースです。

EDを放っておくとベニスの細胞が萎縮する

例え気の持ちようから勃起し難くなったとしても、放っておくとそれが慢性化してしまう恐れがあります。

それは、「廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)」というもの。筋肉は使わないと縮んでしまうということを意味しています。

ペニスや海綿体などその周辺の器官も、筋肉と同じく使う頻度が少なくなることで、勃起機能自体が失われてしまう恐れがあるのです。それを食い止めるためには、どんな軽度なEDでも、正規の治療を施し解消してあげることが大事だといえるでしょう。

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